法事について(オンライン用)

冬不二

大悲心陀羅尼の不思議

念水庵で法事・法要の折にお唱えするお経の一つに「大悲心陀羅尼」があります。
これは単なる呪文ではなく、観世音菩薩の広大な慈悲の心を表したもので、古来より禅宗に受け継がれてきました。

お唱えする理由は大きく三つあります。

  1. 観音菩薩の慈悲に通じること
     衆生の苦しみを聞き取り、あらゆる姿で救おうとする観音の姿は、禅の理想とする「悟りを慈悲の行いへと生かす道」に重なります。
  2. 音の力が心を調えること
     意味だけではなく、響きそのものに雑念を払い、集中と静けさをもたらす力があります。声に出して唱えることで、自然に心が澄み渡っていきます。
  3. 悟後の修行の道しるべとなること
     悟りは終わりではなく始まりです。「大悲心陀羅尼」を唱えることで、日々観音の慈悲を心に刻み、自らの行いを社会や他者へと向けていく。その実践こそ、禅の修行の真髄です。

念水庵では、この三つの意味を大切にして、法要の場で「大悲心陀羅尼」をお唱えしています。

個人様ごとに法要の様子を動画にてライブ配信(YouTube)します。
卒塔婆を立ててお祀りし、お経と短い法話を行います。
ライブ配信の時間はメールやLINEで打ち合わせ致します。

ライブ配信(試験中)

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