大瀧詠一さんの歌に「君は天然色」ってありました。
今日は「天然色」をテーマにします。
参禅堂の床と天井や壁を何にするかは最初から色々と案が出ました。
真壁といって純和風なのも味はありますが構造的に弱いのです。
最初から大壁と言って柱の外も内も板張りにすることは決めていました。
これにクロスを貼ったりするのは何か嫌でした。
構造用合板は針葉樹で出来ています。
これを素地で活かしたら、板自体が呼吸するからいいじゃないか。
そうした発想で目透かし張りにしてもらいました。
棟梁は木工用ボンドとフィニッシュネイルを併用して張ってくれました。
合板の製品表示(はんこ)のある方が表で、それも結構じゃないですか。
素地というか素材感たっぷりで、気に入ってます。
変わり者の性格丸出しですが、こういうのが建築の魅力でもあります。
玄関を出ると目の前には池。沢水を引いているので心做しか美しい感じがします。
この板張りは、年数が経てば経つほど飴色になってきます。
自然というか、天然とはそういうものです。
それで今日は懐かしの「君は天然色」の動画を埋め込みました。
この歌の思い出は、いつまでも色褪せませんね。
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