グランディング

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昨日は朝、豊橋の友を山科駅まで送って京都に戻った。見送ってから何だかポッカリと胸に穴が空いたような気分になった。この寂しさは久しぶりの感覚であって、またいつでも会えるのに、ようするにセンチメンタルになったのだ。本来、僕は一人でいることが好きな方だが、新しい友の存在は時間の経過をすっかり忘れさせてしまう。日常に戻る、グランディングに意識を向けざるを得なかった。

台風10号は熱帯低気圧になった後いつの間にか消滅していた。南の海では続々と台風が発生しているようだ。暑さが戻ってきた。台風一過とまでスッキリした空模様ではないが、それでも久しぶりの晴れ間になんだかホッとする。やはり晴れたり曇ったり、雨が降ったり止んだりしていく日常が安心する。平和とはそうしたささやかな気持ちの連続なのであろう。

先日友人と作業休憩していたとき敷いた再生砕石の上をクロアゲハが飛んできて立ち止まっていた。写真を撮ろうとして近づくと離れていく。自分に意識を向けられていることに気づくのであろう。その証拠に全く別のことに此方が夢中になっていると、アゲハは僕にまとわりつくのだ。まるでいっしょに遊ぼうとでも言わんばかりに。僕と同じでアマノジャクなのだ。

日中の蝶は好まれるのに、夜の蛾は嫌われる。ヘビやトカゲやゲジゲジあるいはムカデに蚊なども一般に嫌われ者だ。トゲのある草や見るからに鮮やかなキノコも好まれない。痛い目に遭うからだ。今朝は坐禅の静寂のあとで、お茶を頂きながらこの日記をつけている。今週は準備の週になる。やはり生活空間は整備しておかなければ落ち着かない。未だ京都のほうが落ち着くのはそのせいだろう。

アゲハ蝶/ポルノグラフィティ

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