和式トイレと認知症の関係についての具体的な研究や論説は、一般的にはあまり見かけません。しかし、いくつかの観点から間接的に関連性を考えることができます。
- スクワット姿勢の身体的効果: 和式トイレの使用では、スクワット姿勢(しゃがむ動作)が求められます。この姿勢は、筋肉を使うため筋力の維持や向上に繋がり、特に下半身や体幹のトレーニング効果があります。筋力維持は、高齢者の健康において非常に重要であり、筋力の低下は認知症のリスク要因の一つとされています。
- 運動と認知機能の関連性: 運動が認知症予防に有効であることは多くの研究で示されています。運動を行うことによって、脳の血流が増え、神経細胞の活性化が促進されるとされています。和式トイレの利用は、日常的に体を動かす機会を増やし、その結果として認知機能の維持に貢献する可能性があります。
- バランス感覚の向上: 和式トイレの利用ではバランス感覚も要求されます。バランスを保つことは、脳の複数の領域を活性化させるため、認知症予防における重要な要素となります。特に高齢者において、日常生活の中でこのような小さな運動やバランス感覚の鍛錬が、脳の健康維持に貢献する可能性があります。
ただし、和式トイレの使用が認知症予防に直接的に効果があると示す論文や具体的な研究は、確認できていません。
いまさら「和式トイレ」に替えることは普通ムリですよね。
そこでお勧めするのがスクワットと申し上げるつもりはありません。
これって長続きしない人が多いからです。
やっぱキツイですからね、とくに高齢者には。
ところが私の祖母は、なくなるまでずっと和式でした。
認知症にもならず、老衰でなくなるまでスッキリしていた人でした。
蹲踞をゆっくりやれば和式トイレでなくてもスクワット以上の効果があります。
これは私の実感で、導引のなかでも中心的な動作です。
認知症が昔に比べて多くなったことは事実です。
高齢化が主な原因とされていますが、はたして?
日本のトイレ事情はともかく、腰を落とすことが少なくなりました。
掃除でもひざをついて拭き掃除することがほとんどありません。
掃除、洗濯、家事全般のほかにも食事・排泄・入浴・・・
生活の中での工夫が求められています。
「身体の動と静」
今度はじめるワークショップの中心テーマです。
わくわく老中、おなーりー!!!
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