虚実という武道の術があります。
一般には武術と呼ばれていますが昔から効果的な技術ですね。
心技体とはよく言ったもので、心を読ませない術策です。
押してもダメなら引いてみな。
押し合いでは完全に負けてるわけですが、おっつけが効いていて、
すっと引いた瞬間に体を入れ替え上手をとって上手投げ。
昨日の宇良関の相撲の話です。
六連勝は幕内でただ一人になりました。
相撲に限らず、柔道でも、剣道でも、合気道でも何でも。
体力や体格の違いはどうにもなりません。
スポーツ以外でもこれは同じです。
圧倒的な力の差がある場合、この虚実が効きます。
相手を倒そう、負かそうとすれば、かならず負けます。
負けるが勝ちと腹をくくって、
自分でも考えていないこと、考えないことをふっとやる。
すると、結果はついてきます。
突拍子もない事でも、下手な考えでやるから負けます。
頭ではなく体に覚えさせた技術を使います。
それには練習あるのみ。
さっと合掌。何気に坐禅。
わかるかな？わからんやろな。
コメント