昨晩は友人と近くの食堂で語り合った。
様々な話のなかで、ひときわ心に残った話があった。
「昔から田畑の稔りが乏しい年には、山の実りが豊かである」というのだ。
天は、自然はバランスを取っている。
日中は、北側の外壁の鉄板を張るべく下地の準備に入った。
ところが予測されていたことではあったが基礎の焼杭が見事に腐っていた。
薬品で焼いたものは本来の焼き(炭化)とは違って湿気に弱いのだ。
こちらはクサルわけにいかない。
水盛り管と鋼製束を使って、水平にジャッキアップした。
まだ腐っていない防腐処理材の土台をすべて持ち上げたのはお昼前。
いつもの食堂で昼食をとり鉄板と胴縁を買い庵にもどったときだった。
近所の女性二人が参禅堂で坐っておられた。
その女性が経営されたいたお店で久々にコーヒーをごちそうになった。
枯れ木も山の賑わいという。
今後本格的に念水庵に住むことになれば様々なコミュニティが広がる。
なにごとも自然の成り行きのようだがじつは違う。
人知れぬ「天の恵み」なのであろう。
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